プロローグとエピローグは、一番簡単な書き方だと、音楽操作・効果音操作コマンドと
Talk、Endコマンドで書くと思います
でも、ただ普通にTalkだけで会話文を書くだけだと
プロローグ・エピローグでは、メッセージウィンドウだけしか表示されません
もうすこし、豪華にしてみたいなぁ……そう思いませんか?
そう思う方、まずプロローグの一番最初にこのコマンドを入れてみましょう
Show
このコマンドを入れるだけで、SRCのメイン画面がプロローグ・エピローグでも表示されます
ちなみに、閉じるときはHideコマンドを使います
でも、特にマップを指定しているわけでないので画面は真っ暗のまま
黒背景で会話というのもなんなので、もう少しだけ豪華にする為、次のラベルを使ってみましょう
場所表示:
For i = 1 To 10
Font 16pt RGB(25 * i, 25 * i, 25 * i)
PaintString - 220 Args(1)
Refresh
Wait 1
Next
Font
Return
超退魔大戦というシナリオで使われていたこのインクルード
使い方はとっても簡単、このラベルを使えるインクルードの位置にセットして
シナリオ内で、次のように使います
場所表示 表示したい場所の名前
そうするとあら不思議、黒画面にしろ文字が浮き上がるように現在地の名前が
まだまだ豪華には程遠いですが、何も無いよりははるかにましのはずです
さて、どうやってこれが動いているのか分からない人のためにコマンドの解説を
For 変数 = 最初の数 To 最後の数 Step いくつ増やすか
(繰り返して行いたいコマンドを表記)
Next
このコマンドは、同じコマンドを何度も繰り返したい時に行います
背景表示ラベルでは、変数にi、最初の数に1、最後の数に10と入っていますが
この場合だと、1から10まで10回繰り返して操作を行います
例えば、このなかにPlaySoundを入れると、1個入れるだけで10回同じ効果音を鳴らしてくれるわけで
さらに、繰り返すたびに変数の値が増えていき、この繰り返しの中でこの変数は1ずつ増えていきます
中に、「25 * i」とありますが、この計算、iが1ずつ増えていくのですから
1回目は「25 * 1」、2回目は「25 * 2」……という風に、10まで増えていきます
何故そんな事をするのかは、次のFontコマンドのところでやるので少しお待ちを
さらに、Stepと増えていく数を設定すれば、いくつずつ増えていくのかも決められたり
Stepと増えていく数は省略でき、その場合は1ずつ増えていく事になりますが
場所表示でStepと、増えていく数に2を入れた場合は、2を入れた数が5回繰り返されます
Font
これは、さらに後で使うPaintStringで表示する文字の内容を設定するコマンドです
場所表示では、文字の大きさと、文字の色を設定しています
文字の大きさは、数字の後にptをつけ、数字が大きいほど文字が大きくなりますが
文字の色は、10進法のRGB(赤色の数値,緑色の数値,青色の数値)と
16進法の#RRGGBBの2つの書き方があります
どちらを使うかは、個人の自由ですが、場所表示の使い方の場合
黒色から、どんどん白い色にして行くために、Forでそれぞれの要素を増やしています
ちなみに、Nextの後で単独で使っているFontは、設定をデフォルトの状態に戻すのに使われています
PaintString 横位置 縦位置 表示する内容
画面上に文字を表示するコマンドです
横位置、縦位置に設定した場所を左上にして、表示する内容が表示されますが
縦位置、横位置、それぞれにハイフン(‐)を入れると
画面の中心に、文字の中心が来るように画像が配置されます
場所表示の場合、縦位置は220ですが、横位置にハイフンが入っているため
ちょうど画面の真ん中に、文字が表示されるようになっています
PaintStringを使用する上で注意することは
変数を使用しないで文字を表示する場合は、必ずダブルクォート("")で囲んでください
場所表示の場合は、Args(1)という、引数の中に入っている文字を表示しますが
直接文字を使う場合は、"表示したい名前"といった感じで、囲んでください
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